スーパーの鮮魚コーナーで、いわし4匹298円、トビウオ2匹298円、小さいスルメイカ4杯398円という値段を見つけた日、我が家は「これは干物にするしかない」と即決しました。頭を落として内臓を出し、塩水に漬けて干すだけの単純な作業のはずが、実際にやってみると開き方ひとつで仕上がりの綺麗さが全然違うことに気づかされました。この記事では、スーパーの魚でどこまでコスパの良い干物ができるのか、実際に手を動かして分かったことをまとめます。
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先に結論
スーパーの安い魚でも、下処理と塩加減さえ押さえれば十分に美味しい一夜干しが作れると感じました。ただし開き方の技術差がそのまま見た目と食べやすさに直結するため、数をこなして慣れることが近道だと実感しています。まとめて作って冷凍しておけば、朝ごはんにもお酒のお供にもなる便利な常備食になりました。
スーパーで見つけた掘り出し物の魚たち
干物作りのきっかけは、スーパーで見つけた安い魚でした。この日はいわしが4匹で298円、トビウオが2匹で298円、小さめのスルメイカが4杯入って398円という価格で並んでいました。いわしは1匹あたり50円から75円程度の計算になり、まとめ買いしても財布に優しい金額です。
いわし4匹298円、トビウオ2匹298円、スルメイカ4杯398円。この日の買い出しだけで一夜干し数種類分の魚が揃いました。
最近干物作りにはまっていることもあり、スーパーで値引きシールが貼られた魚を見ると反射的に「干物にできるかも」と考えるようになっていました。安い魚をその場で使い切れなくても、干物にして冷凍しておけば無駄にならないという実感が、買い物のハードルを下げてくれたように思います。
頭を落として内臓を取る下処理の壁
干物作りで一番時間がかかったのは、実は干す工程ではなく下処理でした。魚の種類によって頭の落とし方や内臓の取り方が違うため、いわし、トビウオ、あじを順番に処理しながら「これで合っているのか」と手探りで進めていきました。
特にいわしは身が柔らかく、指を使って内臓を掻き出す作業で力加減が難しいと感じました。爪を入れて骨に沿って開いていく作業も、慣れるまでは身を崩してしまいそうになる場面が何度かありました。干物にする場合は骨を取らなくてもよいと分かってからは、その分手間が減り、作業のペースが上がりました。
魚の下処理に慣れていないと、内臓や骨の位置を探りながらの作業になり時間がかかります。数をこなすほど手際は良くなりますが、最初の数匹は失敗を覚悟した方が気持ちが楽になると感じました。
いわしの開き方で夫婦の腕前に差が出た
同じいわしを開いているのに、仕上がりの綺麗さに夫婦で差が出たのが今回いちばんの発見でした。背開きと腹開きの両方を試したところ、切り込みの入れ方や頭の周りの処理の丁寧さで、開いた身の花びらのような形の綺麗さが変わってきます。

ハマりてます?

はまってます。
実際に開き終えたいわしを並べてみると、妻が開いたものの方が形が整っていて、テロップにも「嫁の方が格段にうまい説」と残るほどの差がついていました。同じ工程をやっているつもりでも、包丁の角度や頭の落とし方のわずかな違いが結果に出るのだと実感し、次に作るときはもう少しお手本を見ながら揃えたいと感じました。
塩水に240gの塩をとかして味を決める
干物の味を決める大事な工程が、開いた魚を漬け込む塩水作りです。今回は水に対して塩240gを溶かし、思っていたよりしっかりめの塩分濃度で仕込みました。塩の量が多いと感じましたが、干物は水分を抜きながら味を凝縮させる料理なので、この段階でしっかり塩気を入れておく必要があると考えて量を決めました。
漬け込んでいる間は、魚をまな板に並べて数を数えながら次の作業に移る流れになり、まとめて数種類を仕込む場合は塩水の濃度を揃えておくと後の作業がスムーズだと感じました。今回は感覚で塩の量を決めましたが、次回は魚の量に対する塩分の割合をメモしておこうと思っています。
干し時間と仕上がり
塩水から引き上げた魚は、10時10分ごろから干し始め、あじは10時15分ごろからのスタートになりました。魚の種類によって干し始める時間を少しずらしたのは、開き終わるタイミングがそれぞれ違ったためです。
干している間に手元の作業を見返すと、1段目、2段目と並べた魚の開き方の違いがよく分かり、綺麗にできたものとそうでないものが一目瞭然でした。仕上がったいわしの開きを見たときは「こんな感じに仕上がりました」と声が出るくらい満足のいく出来になったものもあれば、形が崩れてしまったものもあり、同じレシピでも一匹ごとに表情が変わるのが干物作りの面白さだと感じました。
干し時間は魚の大きさや厚みによって前後するため、今回はいわし・トビウオ・あじをそれぞれ様子を見ながら引き上げるタイミングを調整しました。
まとめ
スーパーで見つけた安い魚でも、下処理と塩加減さえ丁寧にやれば十分満足できる一夜干しに仕上がることが分かりました。いわし4匹298円、トビウオ2匹298円という価格で仕込んでも、まとめて作って冷凍しておけば朝ごはんやお酒のお供として何度も楽しめます。一方で開き方の技術には夫婦でもはっきり差が出たので、次はもう少し丁寧に手本を揃えながら作ってみたいと思います。
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